初代きよらかなもりにおいて、殿堂入りの評価を得ている☆ランクの3体。その圧倒的な性能はwikiなどでたくさん紹介されていますが、自分自身も遊んでみて語りたくなったため、独断と偏見で解説します。
それでは、早速解説していきます。
強い。他の追随を許さない、成長率と技の豊富さで最強と名高い一体。なんなら深層までは適当に冒険していてもなんとかなる。とはいえ、経験値稼ぎを意識して行わない場合、『いやなおと』取得ができないほどのステータスだと、終盤はガチれない可能性があるので過信は禁物。このポケモンの最大の魅力は正面から四天王を叩き潰せる戦闘力のため、積極的に狩りをしたほうが楽しめると思う。
単純に能力値がズバ抜けており、タイプは平均、特性は若干デメリット要素があり、移動タイプも通常ということで、基本的なきよらかなもり攻略の指標、お手本になるのも良い。勧誘することが最大の難関なのだが、こんなに強いやつが簡単に仲間になってしまっても味気ないので、案外良いバランスかもしれない。
その勧誘に関してだが、事前準備が大変なものの、こいつらは無限に湧いてくるため、確率ほど辛くはない印象。次回作の探検隊では店主として更に強化されているが、「うんめいのとう」*3ではステータスが最弱と、ポケダンを語るにおいて隠せない存在。
カクレオンが純粋なファイター型だとしたら、こいつはイメージ通りの搦手も得意なアサシン型。やや晩熟のため初動が若干遅いが、『いやなおと』の防御減退、『ちょうおんぱ』での撹乱、回復も兼ね備える『きゅうけつ』と多彩な技を駆使すれば安定感に欠くことはない。また、HPの伸びは凄まじく、カクレオンを凌駕する。守備面ではカクレオンには勝てないが、移動タイプが空中で水路移動できるのと、毒状態にならないことから、後半逃げに回っても強い。
「異世界の迷宮」*4に代表されるように、稼げるところは稼いで、終盤は逃げるというゲームバランスが、ローグライクの本流であるといえるので、変則型のようで、実は最も忠実だといえる。
上記の点や比較的仲間にしやすいように、総合的な部分を考慮すればカクレオンより親しみやすいと考える人も多い、珠玉のコウモリ。
初期ステータスが異常なのは一目瞭然。だが、成長に関してはまったく期待できないため、前者2体とは完全に使用感が異なる。やや強引に分類すれば、『テレポート』の魔法で逃げながら進むビショップ型といったところか。少し慣れは必要だが、その反則的なステータスからLvを上げずとも深層までは労せず到達できる。深層はエスパータイプが仇となることもあり、ダメージが一気に跳ね上がるため、それまでの道具を活用しつつ、即降りになるだろう。
前回の記事で挑戦・記述したように、経験値を稼ぐ必要がないのは裏返せばプレイに時間がかからないということでもあるため、何かとコスパタイパと雁字搦めな現代人には適している。
ふこうのタネやかんつうだまといった比較的レアなアイテムを持ち帰り狙いで探索するのにも長けた、名実ともに最高の救助隊。
総括として、どのポケモンも強くて楽しい。きよらかなもりは初代ゆえに大味なバランスだが、大味ゆえにこれら☆ランクだと無双感でプレイできるのはよい。「とぐろ島の真髄」*5もそういう意味では似ているため、この機会にプレイしてみるとまた違った良さに出会えると思うので興味ある方は是非。
また、何か不足や不備等あればコメントで教えてください。
ここからは少し脱線。
ポケダン新作を待ち望んでいる人も多いと思いますが、この「きよらかなもり」と「うんめいのとう」が遊び尽くせないほど一生遊べるので、正直自分は別に出なくても良いと思っています。最新のハードで、新しいポケモンやタイプ・技などで仕様変更した要素で、プレイしたいという気持ちはなくはないですが、ともだちエリアなんて手間のかかるものの復刻はなさそうだし。新しい観点でいったらレジェンズシリーズは素直に面白そうだしね。ただ、シレンの最新作が出たこともあり、ローグライクというジャンルが時代に埋もれずに何かしらの形で続いていってくれればいいなと、そんなことまで考えてしまいました。
また、気づいたらポケモンSVだとこの☆ランク3体、全員リストラされているのが悲しい。ズバットやケーシィなんてシナリオ中嫌というほど見たのに…。(カクレオンはこちらの世界で暴れすぎなので同情の余地はない)